2017年06月03日

【QGIS】枠外にラベルを置くときにラベルまでラインを引く方法

元ネタは、「QGIS Label with a line to a feature」というYoutubeの手順紹介です。

以前から、ラベルを枠外に表示したいとき、そのラベルまでラインを自動で引きたいと思っていました。
こんな感じで。
Image 2017_06_03_232536.png

FaceBookでこの動画を見て歓喜しました。
忘れないように操作方法などをメモっておこうと思います。
動画ではポイントとポリゴンの設定方法を紹介していますが、ここからは、ポリゴンの設定方法をメモしておきます。
なお、自分用のメモなので、あまり画像は貼りません。




1.属性データにラベル位置を設定する「x」と「y」フィールドを追加する


 まずは、属性データにラベルの位置を記録するX座標とY座標を入力するフィールドを作ります。
 新しいフィールドは、フィールド計算機で作成します。
 ポリゴンの中心位置を求める計算式は、X座標「  x( centroid(  $geometry  )  ) 」、Y座標「  y( centroid(  $geometry  )  )」で求められます。
 ただし、いびつなポリゴンの場合には、ポリゴンの外の座標が記録されることもあるので、「realcentroid」プラグインで、ポリゴンの中での中心付近のポイントを作って、そのポイント座標をフィールド計算機の計算式「$x」「$y」で取得してフィールドを作り、「場所で属性を結合する」でX座標とY座標をポリゴンに移してもいいと思います。



2.ラベルにX座標、Y座標を指定する


 レイヤプロパティの「ラベル」で、ポリゴンに表示したいラベルを選択し、「配置」の「X」「Y」にそれぞれ追加した座標値が入力されているフィールドを指定します。
 ここで、一度「適用」をクリックすると、ポリゴンの中心付近にラベルが表示されます。(座標フィールドに入力されている座標値が中心付近の座標のため)



3.スタイルでラベルにラインを引く


 ポリゴンのスタイルを開き、「+」ボタンでシンボルを追加します。追加したシンボルは、ポリゴンの塗りつぶしシンボルより上に移動します。
 追加したシンボルの種類を、「ジオメトリジェネレーター」にします。
 「ジオメトリタイプ」を「Line String」にします。
 計算式の欄に「make_line(  centroid(  $geometry  ) , make_point(  "x" , "y"  )  ) 」と入力します。
 「centroid(  $geometry  )」は、ポリゴンの中心点座標です。
 「 make_point(  "x" , "y"  ) 」は、ラベルの位置です。
 つまり、この計算式は、ポリゴンの中心点からラベルの位置までラインを引きなさい。と言う計算式です。

 Image 2017_06_03_235317.png

 「realcentroid」プラグインで中心点をずらしている場合には、もう一つそのずらした中心点のX座標とY座標を記録したフィールドが必要です。
この場合は、計算式の欄に「make_line(  make_point(  "x1" , "y1"  ) , make_point(  "x2" , "y2"  )  ) 」と入力します。
(x1、y1が中心付近の座標、x2、y2がラベルの位置の座標の場合)



 これで、ラベルを移動すると、自動的にラベルにラインが付いて、そのラベルの地物がわかるようになります。



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ラベル:QGIS
posted by kouichi at 23:44| Comment(0) | QGIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月23日

林業QGIS本が発売されます!

全国林業改良普及協会から、QGISを林業で使うための解説本が発売されます。
本の名称は
業務で使う 林業QGIS徹底使いこなしガイドです。
発売時期は2017年6月20日くらいです。

表紙のサンプル
Image 2017_05_23_231601.png
価格は5,400円+税です。

QGISの基本機能の解説から、林業でQGISを使う事例など、詳しく解説しています。
なんと540ページ以上のボリュームです。

QGIS初心者から、使いこなしている方にも役に立つ本だと思います。

専用のWebページにサンプルファイルもあるので、操作方法の学習にも使いやすいです。

よろしくお願いします。




ラベル:QGIS
posted by kouichi at 23:31| Comment(0) | QGIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月22日

知床半島の立体図(CS立体図)を作成してみた

 2016年11月19日放送の「ブラタモリ」で、知床の地形について説明していたので、知床の立体図を作成してみた。


 Image 2016_11_21_235655.png

  図 知床の羅臼岳周辺の立体図



 また、2016年8月24日に大雨の影響で、羅臼において土砂崩れが発生しています。

 


この箇所の地形を立体図でアップにしてみました。10mメッシュですので少し荒いですが、地形がよくわかります。

 土砂崩れした箇所は、マウスカーソルの十字がある場所です。

 QGISのプロセッシングツール「SAGA」→「Slope aspect corvature」コマンドで作成できる様々な地図を傾斜図に重ねてみました。


 Image 2016_11_21_235759.png

  図 傾斜図(Slope)のみ


 Image 2016_11_21_235934.png

  図 傾斜図(Slope)+Profile Curvature


 Image 2016_11_22_000042.png

  図 傾斜図(Slope)+Longitudinal Curvature


 Image 2016_11_22_000202.png

  図 傾斜図(Slope)+Maximal Curvature


 Image 2016_11_22_000734.png

  図 傾斜図(Slope)+Cross-Sectional Curvature


 Image 2016_11_22_000844.png

  図 傾斜図(Slope)+General Curvature



 どうでしょうか?

 様々な立体図で見ると、土砂崩れした斜面の上流部には、沢地形があり、崖の手前で大きく南に曲がっています。かなり水の集まりやすい地形ですね。

 このような地形は、大規模な土砂崩れが発生する可能性が高いので気をつけなければいけません。特に北海道の海岸沿いで、隆起した地形はこのような地形が多いかもしれませんね。

 立体図で見ると、このような地形がよく分かるのでいいですね。


 「Cross-Sectional Curvature」や「General Curvature」で見ると、隠れた水道(みずみち)も地図で見ることができるようですね。


 このような立体図は、10〜30分程度で簡単に作成することができます。


 災害後の復旧計画にも、立体図を参考にすることができそうです。基盤地図情報の10mメッシュでも十分使えそうですね。


ラベル:QGIS CS立体図
posted by kouichi at 00:22| Comment(0) | QGIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする