2017年07月16日

写真の位置をQGISに表示しよう(Photo2KMZプラグイン)

注意!この記事はかなり古い情報です。現在のQGISとは操作方法が違いますので注意してください

スマートフォンやGPS付きデジカメで撮影した位置情報の付いた写真がある場合、その位置情報を使ってQGISにポイントを作成するには「Photo2Shape」プラグインがあります。

Photo2Shapeプラグインのエラー対処法

写真とGPSをリンクさせてQGISで写真を表示する方法


しかし、Photo2Shapeプラグインは、「Exifread」という別のファイルをQGISのインストールフォルダ(しかもかなり深い場所)にコピーしなければなりません。また、ExifreadのバージョンによってはPhoto2Shapeが動作しないなどの問題もあります。(2017年7月現在もExifreadのバージョンの違いでエラーが出ます。エラーが出る場合には、Exifreadを最新版に更新してください。)


たまたまPhoto2Shapeを更新しようと思って、QGISの「プラグインの管理とインストール」で「Photo」と検索するとPhoto2KMZというプラグインを発見しました。


試してみると、写真フォルダ、ファイル名を半角英数字にしなければいけないのはPhoto2Shapeと一緒ですが、Exifreadなどの別のファイルも必要ないし、GoogleEarthでも利用できるKMZファイルと、ファイル名と座標値が記録されたCSVファイルが作成されるので、Photo2Shapeよりもこちらのほうが使いやすい人という方もいると思います。



Photo2KMZの使い方




  1. 位置情報が記録された写真を準備します。写真の保存フォルダ、ファイル名は、半角英数字のみにしてください。

  2. メニュー<プラグイン>→<Photo2KMZ>を選択して、Photo2KMZプラグインを起動します。

  3. Select Folder」ボタンをクリックして、写真が保存されているフォルダを選択します。

  4. Save File Name〜」に作成するKMZファイルのファイル名を入力します。
    KMZ
    ファイルとCSVファイルは、写真と同じフォルダに作成されます。

  5. OK」ボタンをクリックすると、KMZファイルの作成が始まります。

  6. KMZファイルが作成されると、メッセージが表示され、GoogleEarthがインストールされていれば、GoogleEarthが起動して、写真のポイントが表示されます。



作成されたKMZファイル




Photo2KMZプラグインで作成されたKMZファイルのは写真も同梱されます。そのため、ファイルサイズが大きくなります。

GoogleEarthで利用するのであれば、写真が同梱されたKMZファイルは便利ですが、QGISではポイントデータのみのkmlファイルがあればOKです。

KMZファイルは、zip圧縮されたファイルですので、zipファイルと同様に展開して、kmlファイルのみコピーすることでkmlファイルをのみを保存できます。



作成されたCSVファイル




KMZファイルと一緒に作成されるCSVファイルは、QGISの「デリミティッドテキストレイヤの追加」でポイントレイヤとして地図に表示できます。




ラベル:QGIS Photo2KMZ 写真
posted by kouichi at 16:54| Comment(0) | QGIS | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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