その2を始めようと思っていたんですが、
最近FaceBookでお友達になった方から
非常に良いサイトを教えてもらいました。
まずは、基盤地図情報の等高線(20m間隔)を、
IMGデータに変換したものを公開してるサイト
http://mapbrigade.livedoor.biz/
次の、少し前のGPSの機種である、「etrexVISTA」や、「GPSMap60csx」などで
使用できる自作地図を作成する方法。
http://ringyou-news.blogspot.com/2010/03/gisgps.html
実は、私の書きたいことの半分以上ここに書いてありました。
私ももっと早くこのマニュアルの存在を知っていれば、そんなに苦労しなくても
良かったのに・・・(T_T)
上のマニュアルを見てもらうとわかるように、
この手順はかなりの説明の長さが必要ですので、
記事予告までして大げさになってしまいましたが、
私の手順は、後日PDFにでもまとめて、別に公表したいと思います。
とはいえ、楽しみにしている方も数人いらっしゃるかもしれませんので、
上のマニュアルと、eTrex10の場合との相違点を少し書きたいと思います。
1.内蔵メモリ容量が10MBしか無いので、QGISでシェープファイルの簡素化をする
シェープファイルを平面直角座標系で作成し、QGISで開きます。
シェープファイルを読み込んで、<ベクタ>→<ジオメトリツール>→<ジオメトリを簡素化する>を選択します。
レイヤ名を選択し、<許容値>を3.0〜5.0程度に設定し、<新規ファイルとして保存>に
チェックを付けて、<ブラウズ>でファイル名を入力します。
(注意!保存するフォルダ名、ファイル名には日本語を使わないようにしてください。)
<OK>をクリックすると処理が始まり、簡素化され、線の数が減っているはずです。
<許容値>は、好みで変更してください。
なお、WGS84などの地理座標系で処理しようとすると、<許容値>を最小の値「0.0001」にしても
すごい間引かれるので、おすすめしません。
2.ポリゴンの色は、水の青色以外は表示されない
GPSMapEditで、ポリゴンデータを処理する場合、0x0028のような水の青色以外は全く表示されません。
それならポリゴンはいらないのでは無いのか、と思われるでしょうが、
ポリゴンはラベル表示ができるので、市町村名であったり、林小班名であったりをラベルとして表示する場合に使用します。
また、eTrex10のレバーでカーソルを動かして、クリックするときに表示される情報もポリゴンのラベルです。
3.ラインのラベルは表示されない
GPSMapEditでラインデータにラベルを表示するように設定してもラベルは表示されません。
しかし、eTrex10のレバーでカーソルを動かし、カーソルを線に合わせたときには情報として表示されます。
4.GPSでは、地図の選択は出来きない
eTrex10は、表示させる地図の選択はできません。
なので、ベースマップ以外には1つしか地図を入れることはできません。
5.GPSに地図を転送するときに、「sendmap20」は使用しない
最近のGARMINのGPSは、USBでパソコンとつなぐとストレージドライブとして機能します。
なのでエクスプローラーからGARMINフォルダを見ることができます。
GPSMapEditで作成したIMGファイルが、GPSの空き容量以下であれば、
ファイル名を「gmaptz.img」に変更し、GPSの「GARMIN」フォルダにコピーするだけで、
自作地図を表示することができます。
なので基本的にsendmap20は使用しません。
「GARMIN」フォルダは、コピーする前にバックアップを取っておきましょう!
6.GPSのメモリ容量が足りないときには、「Text」フォルダの中を削除する
eTrex10をパソコンにつなげて空き容量を確認したときに、全然空きがない場合があります。
通常は、7〜8MB程度は空き容量があるはずです。
空き容量がない場合には、「GARMIN」フォルダ内の「Text」フォルダの中身をすべて削除してください。
この中身は、言語のファイルが入っているはずですが、日本語は無いので、全く必要ありません。
7.eTrex10でのレイヤの種類とレベル設定
eTrex10では、次のレイヤの種類とレベルがお勧めです。
<基盤地図情報>
等高線ライン:0x0021 Level0
道路ライン:0x0008 Level0〜4
水涯線ライン:0x0015 Level0〜5
市町村界ライン:0x001e Level3〜5
市町村名ポイント:0x1500 Level3〜5 (ラベル用)
<林小班>
林班区画ライン:0x0018 Level0〜3
林班名ポイント:0x2800 Level1〜3 (ラベル用)
小班区画ライン:0x001d Level0〜1
小班ポリゴン:0x0018 Level0〜1 ラベル表示有り
小班名ポイント:0x1e00 Level0
林道ライン:0x0006 Level0〜3
沢ライン:0x0015 Level0〜3
治山施設ポイント 0x0400 Level0〜2
治山施設ライン(山腹などの範囲) 0x0016 Level0〜2
治山施設ポリゴン(山腹などの範囲) 0x0004(何でもいい) Level0〜2
もちろん好みもありますので、いろいろ試してみてください。
道路が道路縁の場合には、少し線が太いかもしれません。
次にレベルの設定です
<LEVELの設定>
Level0=23 Zoom0=0
Level1=22 Zoom1=1
Level2=21 Zoom2=2
Level3=20 Zoom3=3
Level4=19 Zoom4=4
Level5=18 Zoom5=5
Level6=15 Zoom6=6 ←一番最後の設定は、標準地図との切り替え縮尺らしい。
※LevelとZoomはともにダブルとエラー025が発生する
また、地図の大きさに対して、設定値が小さい場合にはエラー024が発生
この設定でIMGファイルの容量が7MB以上になるようでしたら、
最小のレベルの段階を上げると、ファイルサイズが小さくなります。
しかし、地図は非常に見づらくなります。10m間隔の等高線の場合には、
上の設定が限界だと思います。
レベルを上げる場合には、等高線間隔を20mにするなどの工夫が必要かもしれません。
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以上ですが、気がついたことがあれば追記していきます。
今回は文字ばかりで良くわからないところもあると思いますので、
詳しい説明はPDFなどでまとめて必ず公表したいと思います。
質問などありましたら、気軽にコメントしてください。
etrex20j(日本語版)について調べていたらこのサイトに目が止まりました。
現在、森林組合にてGPSMAP62SJにshape形式の森林計画図などをimgに変換して現地で使用しています。
etrex10のトピックでetrex20jの質問をするのも恐縮ですが、他に関連するサイトがなかったものでご了承ください。
質問ですが、
62SJでは、現場により異なる複数のimgファイルを統合して、62SJ本体の「地図の選択」機能で適宜必要な地図を切り替えて使用していますが、etrex20jでも同様の使い方が出来るのでしょうか。
分かる範囲でお答えいただければ幸いです。
切り替えなくても、mapeditでひとつのimgファイルにまとめてはどうでしょうか。
ラスタのカスタムマップだと、切り替えることができるのではないかとおもいます。
確かな答えができなくてスミマセン。