2011年12月16日

基盤地図情報から傾斜区分地図を作る(その1)

注意!この記事はかなり古い情報です。現在とは操作方法が違いますので注意してください

林業ニュースさんに紹介されたので、すこしヤル気を出して、

数回に分けて、「基盤地図情報から傾斜区分地図を作る」を説明していきたいと思います。



<国土地理院から標高データDEMを入手する>


国土地理院の「基盤地図情報ダウンロードサービス」から標高データを入手します。

以前は自由にダウンロードできたのですが、現在はユーザー登録を行う必要があります。

ユーザー登録を行い、ログインすると次の画面になります。

「JPGIS(GML)形式を選択します。

  ↓

Image 2011_12_16_221501.jpg


地図の種類と、場所を選択します。

地図の種類は「10mメッシュ標高」を選択します。

場所は、必要なところを選択して下さい。複数選択することも出来ます。

選択したら、「次へ」をクリックします。

  ↓

Image 2011_12_16_221904.jpg


そのまま、選択した都道府県全体をダウロードすることも出来ますが、

必要な部分のみ地図で選択することも出来ます。

北海道など広い都道府県は、一括のダウンロードはできないようです。

  ↓

Image 2011_12_16_222416.jpg


「地図から選択」ボタンをクリックすると、

地図からダウンロードする場所を選択できます。

はじめに地図の上にあるコンボボックスで都道府県を選び、

ある程度地図を拡大すると、メッシュが表示されます。

「メッシュ選択」をクリックすると、

地図からダウンロードしたい場所を選択できます。

  ↓

Image 2011_12_16_222906.jpg


「ダウンロード」をクリックすると、次の画面になります。

右の「ダウンロードボタンをクリックして、

データをダウンロードしてください。

  ↓

Image 2011_12_16_223434.jpg


ダウンロードしたら、Zipファイルを解凍し、

1つのフォルダにファイルをまとめます。


<標高DEMデータ変換ツールを入手し、データの変換を行う>


基盤地図情報標高DEM変換ツールを、株式会社エコリスのページからダウンロードします。

便利なツールを開発して頂き、感謝です。

「ダウンロードはこちら」をクリックし、「demtool.zip」をダウンロードしたら、

解凍し、「変換結合.vbs」を実行します。

投影法、座標の系番号を入力します。

  ↓

Image 2011_12_16_233039.jpg

  ↓

Image 2011_12_16_233053.jpg


段彩図と陰影起伏図を作成しますか?と聞いてくるので、「はい」を選択します。

スケールは25000のままでいいです。

  ↓

Image 2011_12_16_233306.jpg

  ↓

Image 2011_12_16_233316.jpg


海域の標高は0なので「はい」を選択します。

  ↓

Image 2011_12_16_233341.jpg


黒い画面が表示され、変換が始まります。

  ↓

Image 2011_12_16_233408.jpg


ファイルの数にもよりますが、30分から1時間くらいかかるときもありますので、

気長に待ってください。

終了するとメッセージが表示されます。


作成されたデータで傾斜区分図に必要なものは、

「merge.tif」(標高図)と「merge_sh_img.tif」(陰影起伏図)だけです。

それ以外のファイルは削除しても構いません。




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posted by kouichi at 22:50| Comment(0) | GISその他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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