注意!この記事はかなり古い情報です。現在のQGISとは操作方法が違いますので注意してください
昨日の記事のつづき。
職場でOpenlayersプラグインでGoogleの空中写真を表示し、
林小班を重ねて10000分の1で印刷してみた。
すると普通に印刷した基本図と比べると縮尺が違う。
明らかに空中写真の方が大きい縮尺になっている。
ためしに200mのメッシュを作成(ベクタメニューのベクタグリッドで作成できる)し、
印刷すると、2cmのメッシュが3cmくらいある。
Openlayersプラグインで使われる「Google Mercator(EPSG:900913)」にすると、縮尺がおかしくなる。
Openlayersプラグインは、この座標系を指定しないと使えないと思っていたのだが、
試しにプロジェクトの座標系を、林小班の座標系(JGD2000 11系)に変更し
オンザフライCRS変換を有効もチェックをはずして、設定してみた。
当然空中写真は表示されない。(エラーメッセージも何度か表示される)
なにげに、座標系はそのまま(JGD2000 11系)で、もう一度オンザフライCRS変換を有効にしてみた。
すると、空中写真が重なっているではないか。
プラグインのバージョンが新しくなってオンザフライに対応したのか、
以前から可能だったのかはわからないけど、なんにしてもよかった。
【記事修正】
縮尺はバッチリでしたが、印刷すると空中写真が500mくらいズレて表示されていました。
いくら調べてもこのズレは直らないので、やはりGoogleメルカトルで使うしかないようです。
プロジェクトの座標参照系をGoogleメルカトルにすると、印刷時に縮尺が1.3倍くらいに大きくなります。
ベクタメニューの<ベクタグリッド>をつかって、200mとかのマスをShapeファイルで作り、
それを印刷して、比率を計算するしかないようですね。
地図上で距離を測るときには、「楕円体」にチェックが付いていると正しく距離が計算されるので、
印刷時に楕円体の計算がされていないようです。
カスタムCRSで何とかならないのかな。